時間術の本は、予定を詰め込むためではなく、大事なことに時間を戻すために読むのが正解です。
この記事では、忙しい社会人が時間の使い方を見直すための本を10冊に絞りました。読書時間そのものを作りたい方は、読書時間の作り方も合わせて確認してください。
時間の使い方が変わる本おすすめ10選

| 本 | 向いている人 |
|---|---|
| 限りある時間の使い方 | 人生単位で時間を見直したい人 |
| エッセンシャル思考 | やることを減らしたい人 |
| 神・時間術 | 集中力を活かしたい人 |
| 時間術大全 | スマホや通知に振り回されたくない人 |
| 仕事が速い人は、「これ」しかやらない | 仕事の優先順位を整えたい人 |
| なぜ、あなたの仕事は終わらないのか | 締切前に慌てる人 |
| 残業ゼロの人の段取りのキホン | 段取りを基礎から学びたい人 |
| イシューからはじめよ | 考える時間のムダを減らしたい人 |
| 静かな時間の使い方 | ひとり時間を整えたい人 |
| 1分で話せ | 伝える時間を短くしたい人 |
限りある時間の使い方
やることを一つ片づけても、すぐに次の用事が増えていく。
頑張っているのに、いつまでも余裕ができないと感じていませんか?
『限りある時間の使い方』は、「全部終わらせなければ」という焦りを抱えている人に読んでほしい一冊です。
限られた人生ですべてをこなすことはできないと受け止め、自分にとって大切なことに時間を使う考え方を学べます。
家族とゆっくり話す時間、読みたかった本を開く時間、何もせず休む時間。
「用事が終わったら」と後回しにしてきた時間を、先に大切にしてもいい。
忙しさの中で何を残したいのか、立ち止まって考えるきっかけになります。
エッセンシャル思考
頼まれると断れず、自分の仕事はいつも後回し。
どれも大事に思えて、何から手をつければいいのかわからなくなることはありませんか?
『エッセンシャル思考』では、本当に重要なことを見極め、引き受けることを選び、実行しやすい仕組みをつくる方法を学べます。
断り方や、自分が引き受ける範囲の決め方にも触れているため、仕事を抱え込みやすい人に向いています。
目の前の依頼に答える前に、「今、大切にしたい仕事は何だろう」と考えられるようになりたい。
そんな人が、自分の時間の使い道を選び直すための一冊です。
仕事の悩みに合わせてほかの本も探したい方は、ビジネス書のおすすめ30選も参考にしてください。
神・時間術
難しい仕事を後回しにしていたら、夕方には頭が働かず、同じ資料を何度も読み返している。
そんな日は、仕事に取り組む時間帯を見直す余地があるかもしれません。
『神・時間術』は、集中力に合わせて一日の仕事を組み立てたい人に向いています。
著者が重視するのは、集中力が高い時間に、集中力を必要とする仕事を配置することです。
例えば、自分が考えやすい時間帯を、企画や文章を書く時間として先に確保してみる。
「何時間頑張るか」に加えて「いつ取り組むか」を考えることで、長く机に向かっても進まない状況を見直すヒントが得られます。
時間術大全
少しだけのつもりでスマホを開いたら、いつの間にか寝る時間。
今日こそ読書や勉強をしようと思っていたのに、またできなかったと感じていませんか?
『時間術大全』は、通知やメール、動画などに流されがちな毎日を整えたい人に役立つ一冊です。
その日に大切にしたいことを一つ選び、気を散らすものを遠ざけ、試した方法を振り返る流れが紹介されています。
「自分は意志が弱い」と責める前に、やりたいことに取り組みやすい環境をつくってみる。
本にある工夫から生活に合いそうなものを選べるので、まず一つ試してみたい人にも向いています。
後回しになっていた自分の楽しみのために、時間を取り戻す入口になる本です。
仕事が速い人は、「これ」しかやらない
資料の細かな見た目まで整えていたら、肝心の提案内容を考える時間がなくなった。
丁寧に取り組んでいるのに成果につながらず、疲れてしまうことはありませんか?
『仕事が速い人は、「これ」しかやらない』では、力を入れるべき仕事を見極め、そこに集中するための考え方を学べます。
すべての作業に同じだけ時間をかけてしまう人が、仕事の進め方を振り返るのに向いています。
読みながら考えたいのは、「この仕事で、本当に求められている成果は何だろう」ということ。
力をかける場所が見えてくると、必要以上に時間を使っていた作業にも気づきやすくなります。
真面目に頑張るほど仕事が終わらなくなる人に、手に取ってほしい一冊です。
なぜ、あなたの仕事は終わらないのか
締切までは余裕があると思っていたのに、着手したら予想以上に難しかった。
最後の数日で慌てて仕上げ、次こそ早く始めようと反省する。
そんな繰り返しを変えたい人に向いている本です。
『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』では、仕事の初期に力を集中させる「2:8の法則」など、先送りや締切への向き合い方を見直す時間術が紹介されています。
例えば、資料を仕上げる仕事なら、早い段階で全体の形をつくり、不明点や足りない情報を洗い出してみる。
締切間際に初めて難しさに気づく状況を減らすために、取りかかり方から変えたい人の参考になります。
残業ゼロの人の段取りのキホン
朝は「今日は早く帰れそう」と思っていたのに、急な依頼への対応で一日が終わってしまう。
予定を立てても崩れやすく、何を改善すればいいのかわからない人に向いています。
『残業ゼロの人の段取りのキホン』は、優先順位のつけ方から、作業にかかる時間の見積もり、スケジュール管理までを基礎から学べる本です。
「段取りよく」と言われても、具体的な方法がわからなかった人の疑問に答えてくれます。
自分の予定を振り返りながら読むと、時間を短く見積もりすぎていないか、急ぎでない依頼にもすぐ取りかかっていないかを考えられます。
仕事が終わってから残った時間を使う毎日から、退勤後の予定も大切にできる働き方を目指したい人への一冊です。
イシューからはじめよ
時間をかけて調べ、資料もたくさん作ったのに、「知りたかったのはそこではない」と言われてしまう。
作業が無駄になったようで、がっかりした経験はありませんか?
『イシューからはじめよ』は、調査や資料作成に取りかかる前に、今、本当に答えを出すべき問題を見極めるための本です。
企画や分析など、何を考えるかによって成果が変わる仕事に役立ちます。
例えば、資料を集める前に「この提案で、相手に何を判断してもらいたいのか」を一文にしてみる。
目的がはっきりすれば、必要な情報と、今回は調べなくてもよいことを分けやすくなります。
調べるほど迷ってしまう人が、考える仕事の出発点を整えるために読みたい一冊です。
静かな時間の使い方
SNSを見れば、誰かの成果や役立ちそうな情報が次々に流れてくる。
たくさん情報を得ているのに、自分が何をしたいのかは、かえってわからなくなっていませんか?
『静かな時間の使い方』は、一人で考える時間を確保し、自分の感情や興味、大切にしたいことを見つめ直すための本です。
忙しさや周囲の声に押されて、自分の気持ちを振り返る余裕がない人に向いています。
例えば、最近心に残った出来事について、「なぜうれしかったのか」「何が引っかかったのか」を書いてみる。
そうした時間は、これから何に時間を使いたいかを考える手がかりになります。
予定を整える前に、自分が望む過ごし方を確かめたい人におすすめです。
1分で話せ
丁寧に説明したつもりなのに、「結局、何が言いたいの?」と聞き返される。
補足するほど話が長くなり、報告や相談に時間がかかってしまう人に向いています。
『1分で話せ』では、伝えたい結論とその根拠を整理し、相手に理解してもらうための話の組み立て方を学べます。
相手の立場や、話したあとにどう動いてほしいかを考える点も特徴です。
次の報告で、「何が起きたか」を順番に話す前に、「何を伝えたいか」「何を判断してほしいか」を整理してみる。
要点が伝われば、説明のやり直しや確認の往復を減らす助けになります。
自分だけでなく、話を聞く相手の時間も大切にしたい人への一冊です。
時間術本を読む順番|今の悩みに合う一冊から始めよう

最初の一冊は、今いちばん困っていることに合わせて選びましょう。
10冊を順番に読み切る必要はありません。
忙しさの原因は人によって違います。
自分の悩みに近い本なら、読みながら「明日のあの場面で試してみよう」と考えやすくなります。
- 何をしていても「時間が足りない」と焦る人
最初の一冊:『限りある時間の使い方』
次に読む本:『エッセンシャル思考』
自分が大切にしたい時間を考えたあと、引き受けることや手放すことを整理できます。 - やりたいことはあるのに、スマホで一日が終わる人
最初の一冊:『時間術大全』
次に読む本:『神・時間術』
集中を邪魔するものとの付き合い方を見直し、取り組む時間帯まで整えられます。 - 仕事の予定が崩れ、残業になりがちな人
最初の一冊:『残業ゼロの人の段取りのキホン』
先送りが気になるなら:『なぜ、あなたの仕事は終わらないのか』
力の入れどころに迷うなら:『仕事が速い人は、「これ」しかやらない』 - 調査や説明に時間がかかる人
調べる方向が定まらないなら:『イシューからはじめよ』
要点を伝えるのが苦手なら:『1分で話せ』
つまずいている場面に近い一冊から始めてください。 - そもそも何に時間を使いたいのかわからない人
最初の一冊:『静かな時間の使い方』
自分の気持ちや興味を振り返り、これから大切にしたいことを探すところから始めましょう。
一冊を選んだら、まずは気になった方法を一つ、次の日の予定に取り入れてみてください。
試してみて合わなければ、自分の生活に合わせて変えてかまいません。
続け方に悩んだときは、習慣化に役立つ本も参考になります。
作れた時間で、何をしたいですか?
読みかけの本を開く、家族と話す、少し早く休む。
そんな具体的な楽しみを一つ思い浮かべながら、最初の一冊を選んでみてください。

