オーディブルのオフライン再生は簡単ですが、使い方を間違えると次のような症状がみられるため注意です。
「アプリやゲームの動作が遅い」
「作品がダウンロードできなった」
「写真やビデオの保存ができなった」
オーディブルで読書が快適になっても、他にストレスを感じたら意味ないです。
そのため、オフライン再生では効果的な使い方が必要になり、オーディブルにはその機能が備わっています。
100時間以上、毎月オーディオブックを聞いている私が説明します
- オフライン再生で聴く方法
- オフライン再生のメリット、デメリット
- 効果的な使い方5選
オーディブルをオフライン再生で聴く手順
オーディブルには2つの再生方法があります。
・ストリーミング再生
・オフライン再生
・ストリーミング再生とは?
ストリーミング再生とは、インターネットを使って受信しながら再生するので、すぐに視聴や聴取が可能です。データをダウンロードする必要がありません。
・オフライン再生とは?
オフライン再生とは、事前にダウンロードした音楽や動画を、インターネット接続なしで楽しめる便利な機能です。通信量を気にせず、電波が届かない場所でもいつでも再生できる自由さが魅力です。
オフライン再生はおもにスマホを使いますが、オーディブルの作品をスマホアプリに追加するだけならPC操作でも可能です。
スマホとPCでの手順を、それぞれ解説します。
①スマホからオフライン再生するまでの手順
②PCからオフライン再生するまでの手順
PCでは作品をダウンロードできないため、オフライン再生が出来ません。
PCでできることは、ライブラリーに作品を追加するまで。そこからスマホでオフライン再生します。
手順を説明します。
ダウンロードされたか見分け方
オフライン再生できているか不安になったら、次を確認しましょう。
- ライブラリーに作品があるか?
- ダウンロード済みであるか?
画像のようにダウンロードしてあれば、明るく表示されます。安心して使いましょう。
オフライン再生するメリット
オーディブルをオフラインで聴くメリットは以下の3つです。
- 電波が届かない場所でも使える
- バッテリー消費が抑えられる
- 通信料が不要
①電波が届かない場所でも使える
データ通信が不要なオフライン再生は、次のような状況で役に立ちます。
- トンネル(新幹線や車)
- 飛行機
- 船
- 山(登山やキャンプ)
インターネット回線が混雑する時間帯でも役に立ちます。混雑は次のような原因です。
- サーバーの混雑
- 集合住宅の回線
- プロバイダーが原因
※インターネットの利用は17時~24時に集中し遅くなる傾向
通信障害が起きても使えるため安心です
②バッテリー消費が抑えられる
スマホで困ることと言えば、電池の減りが早いこと。
ストリーミング再生は、再生中は常にデータ通信を行うため電池の消費が大きくなります。せっかくオーディブルを使うなら、電池の消耗を気にしたくありませんよね。
実際の調査では3倍以上バッテリー消費することが分かりました。
●ストリーミング再生
(モバイルデータ通信時かつ移動中)
●オフライン再生
(機内モード時かつWi-Fi利用時)
③通信料が不要
事前にダウンロードした音源を再生するため通信量の発生なし。(ギガ消費しない)
データ通信が不要だから、何度聞いても通信料には影響は出ません。
ただし、ダウンロードするときには通信量が発生します。
ダウンロードはWi-Fi接続時にまとめておこないましょう!
スマホのデータ通信量を超えたら、どうなるの?
もしもスマホの契約プランで定められたデータ通信量を超えた場合、通信速度が低下します。契約会社よっては利用料金が自動で増加するプランがあるので注意です。
例)
3GBまで980円
20GBまで1980円
無制限2980円
0.01GBでも超えたらアウトです
オフライン再生するデメリット
オフライン再生で聴くデメリットは以下の2つです。
- スマホのストレージ(空き容量)が圧迫される
- お試し再生に手間がかかる
①スマホのストレージ(空き容量)が圧迫される
スマホ内部にデータを保存する領域のことを、ストレージといいます。
このストレージが圧迫されるとアプリの動作が遅くなったり、作品を新たにダウンロードできなくなります。
数冊程度のダウンロードなら問題ないですが、積み上がると大きいです。
10冊で2.4GB
100冊で24GB
※1冊の通信量、約280MB(1冊5時間 換算)
②お試し再生に手間がかかる
オフライン再生は新しい作品を、ちょっと聞いてみる程度の「お試し再生」に向きません。
最後まで聴くつもりがない作品に、毎回ダウンロードしていては再生に時間がかかりすぎます。
ナレーターの声を確認するなどは、再生が早いストリーミング再生がおすすめ。
オフライン再生した後は削除が必要ですが、ストリーミング再生は削除不要です。
デメリットを解消する使い方を紹介します
オフライン再生の効果的な使い方5選
ここからオーディブルのオフライン再生を快適にする、5つの使い方を説明します。
- 音質を「標準」にする
- Wi-Fi接続時のみダウンロードする
- コレクションを作成する
- 自動ダウンロードをしない
- 自動削除しない
①音質を「標準」にする
ダウンロードのデータ容量を小さくして、スマホのストレージが圧迫されることを防ぎます。
その効果は高音質のデータ容量と比較して約70%削減。
標準は、普通に聴いていても気がつかないほどの微小なホワイトノイズが聞こえます。
高音質はクリアな音源となります。
ストレージを節約したい人
高音質設定にこだわるなら、繰り返し聴く作品だけでもOK
②Wi-Fi接続時のみダウンロードする
外出時などのモバイルデータ通信で、ストリーミング再生ができなくなる設定です。
予期せぬダウンロードで通信量が増えることを防ぎます。
モバイルデータ通信ではダウンロードができなくなりますが、設定をオフにすればダウンロードできます。
外出時にデータ通信量を節約したい人
通信量を気にしないならオンの方が快適
③コレクションを作成する
「コレクション」というフォルダを作成しておけば、作品が整理できて再生までが楽にできます。
オフライン再生は、ダウンロード作品が増えるためライブラリーから探し出すのが大変です。
一例ですが、私は以下のようにリスト管理しています。
- 購入作品
- 目的名(育児・健康・趣味)
- シリーズ名(転スラ・夢ゾウ)
- 保存(何度も繰り返し聴く)
- すぐに聴く(気になった本)
ライブラリーの作品が埋もれ、探すのに困る人
気になった本がリスト化してあると読書がはかどります
④自動ダウンロードをしない
ライブラリに作品を追加したら、「手動でダウンロード」or「自動でダウンロード」するかを選択できます。
スマホのストレージが圧迫されることを防ぐため、「自動ダウンロード」はオフが好ましいです。
オーディブルの聞き放題を使っていると、気になった作品はとりあえずライブラリーに追加すると思います。追加と同時にダウンロードしてしまうからストレージを圧迫する原因になってしまいます。
スマホ内部のストレージに余裕がない人
ストレージに余裕があるならオンでもOK
⑤自動削除しない
聴き終わった作品を、「手動削除」or「自動削除」するかを選択できます。
作品を聴き終えたあと、繰り返し聴くかを判断すると思います。そのため自動削除はオフが好ましいです。
手動削除する手順を説明します。
- ライブラリーの削除したい作品の横にある「…」を押す
- 端末から削除を押す
聴き終えたあと、もう一度再生した経験がある人
削除が面倒ならオンにしましょう
FAQ
- スマホの内部ストレージはどこで確認できますか?
-
iPhoneは、設定 ⇒ 一般 ⇒ iPhoneのストレージ
Androidは、設定 ⇒ ストレージ - ストリーミング再生のデータ通信量は、音質を標準にすることで削減できますか?
-
できます。
1時間あたりなら
・高音質は、55MB
・標準では、16MB1冊5時間ほどの書籍なら
・高音質は、275MB
・標準では、80MB - オーディブルで、作品がダウンロードできない原因は?
-
原因はいくつかあります。
それぞれの対処方法を実施しましょう。
①オーディブルアプリのバージョンが古い
⇒最新バージョンにアップデートする
②インターネット接続が不安定
⇒安定している時間、場所でおこなう
③スマホの内部ストレージに余裕がない
⇒データ容量の大きい写真や動画を削除する
まとめ
オーディブルのオフライン再生は便利な一方で、スマホ内部のストレージが圧迫されることをお伝えしました。
メリットは
- 電波が届かない場所でも使える
- バッテリー消費が抑えられる
- 通信料が不要
デメリットは、
- スマホのストレージ(空き容量)が圧迫される
- お試し再生に手間がかかる
メリット・デメリットを踏まえ、れぞれの目的にあった効率化を実施してください。
- スマホ内部のストレージが少ない人
音質は「標準」
自動ダウンロードをオフ
お試し再生はストリーミング再生する - 通信料を節約したい人
音質は「標準」
自動ダウンロードをオフ
Wi-Fi接続時のみダウンロードをオン - とにかく手間をかけたくない人
音質は「標準」
自動ダウンロードする
自動削除する
Wi-Fi接続時のみダウンロードをオフ
効率的にオフライン再生して、読書がはかどると良いですね!
くれぐれもライブラリーを充実させることが目的にならないよう、コレクションで整理しながら楽しみましょう!
オーディブルのアプリほどではないですが、audiobook.jpも使いやすくて良いです。
オーディブルには無い作品も多く、聴く価値はあります。
気になっていた方は2社を比較した記事を参考にしてください。